はがねのたんがん

ポケモンについてだったり、そうじゃなかったり Twitter:@tenten97996176

この門を通る者一切の希望を捨てよ

どうも。tentenです。今回は中間発表をかなぐり捨ててシティで優勝してきたので、そのレポです。とはいえ正直構築の新規性とか、革新的なプレイングとかがあったわけではないし、対戦レポも「先1雪道勝ち」とか「順当に追いつかれなくて勝ち」とかばっかだったので、例によって書きたいこと書く回とさせていただきます。参考になる記事を期待した方はすんませんね…

いい機会なので公式大会の戦績を振り返ってみますと、

19/11/17 ゴルーグ 88位

20/1/12 ズガアゴ 13位

20/11/23 セキタンカルゴ ベスト4

21/3/28 CL愛知 草パ 106位

21/4/3 草パ ベスト4

21/7/10 連ウーラ 2-3

21/7/17 JCS 黒馬マホ 115位

21/10/3 CL京都 ピオニーミュウ 133位

21/11/23 三神ガファザシ 2-2

22/1/29 テンタクル 2-2

22/5/14 ミュウ ベスト8

こんな感じ。ポケカ熱に火がついたのがセキタンカルゴで初めてベスト4取った時なんですが、急に明らかに劣化してますよね。シティで勝ったのは本当に久しぶりだったのでマジで嬉しかったです。しかも全勝。ついでにあんな自己満お気持ち表明してしまった直後でもあったので、そういう意味でも心底ほっとしました。

早速初手からクソ長自分語りをしてしまいました。まぁブログやし。まともな構築記事書くならnote使いますわい。

 

 

デッキ選択

環境読みとしては ミュウルギア>レジギラ>キュレムジュラLTB有象無象…って感じでした。特にVmax軸のデッキに対してサイド2枚分のアドを稼げるレジギガスと、ジュラを対策しつつミュウに強く出ることができる頂への雪道の評価はこの時点で既にかなり高く、パラダイムトリガーのリストが出たあたりでは非エクバレット系のルギアを握るつもりでした。

しかしパラダイムトリガーがいざ発売してみるとルギアがバカほど入賞しており、これはVmaxだのミュウだのにメタを張るよりもルギアを必ず食うことにフォーカスしたほうが得策だろうと思い直し、パルキアがマジで減ってるのもあり後手を取っても強い動きのできるフュージョン軸のミュウか、下振れてもサイドレース有利ゆえワンチャン捲りなおせるレジのどちらかを使おうと決めました。

この二つで本当に迷ったのですが、一度完全に失望したことでむしろ今なら握れると思い、レジをもう一度信じてみることにしました。

使用構築

・ピン挿しのカードを極力抑えて丸く組むこと

・削ってはいけないところを絶対に削らないこと

この二点を意識して組みました。

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ポケモン

レジロック:使用頻度は7位。とはいえ闘弱点の大型ポケモンは多いので、全く使わないというわけではないしちゃんと偉い。あとほとんどは使わないので気兼ねなくレジゲートができる。

レジアイス:使用頻度は5位。基本はVstar、Vmaxをツーパンする際と輝くリザ相手に使う。特にキュレム対面やギラティナ対面においては無傷の下をこいつで殴るケースが多い。あとM2VUとかジュラアルセとかディアルガとかの単騎相手、それとあらゆる無理対面で雪道マリィブリザードでピキらせてワンチャンをもぎ取る。

レジスチル:使用頻度はギリギリ6位。白馬なき現環境ではロック並にほとんど使わないが、逃げ0相手には220出せる技の性質上ベルト無しでミュウvをワンパンでき、相手が下手だと風船付きのVをワンパンできることもある。逃げエネが重いデカブツにはアイスが刺さりがちなあたり良デザだよなあ。

レジギガス:使用頻度は3位。Vmax相手のほか、無色のみで殴れるためオーロラがなかなか落ちないときにVstarツーパンを狙えたり、HP150という超サイズ故にロスト系相手の時癇癪スピットを耐えられる強みがある。

レジエレキ(テラスパーク):使用頻度圧倒的一位。スピード雷で殴れるため他に比べてダンチで殴り出しが早く、打点効率も極めて高い。逃げ2なので交代が容易な点と、デカブツが多すぎて手裏剣が通らず環境にマナフィが減っているのも◎。このデッキのこだわりベルトはマジで引きムラカードなので、40を任意のポケモン2体に乗せられるのは本当に助かる。ルギアに弱点込みで40乗せられるバチバチイカしている。推しがつええゲームは楽しいなあ!?

レジエレキ(ターゲットボルト):使用頻度は4位。このデッキ唯一の自我カード。採用理由は複数あるので箇条書き。

①テラスパの過労死ケア:このデッキにおけるテラスパークエレキは最速アタッカーかつ最多アタッカーかつルギア対面の最重要アタッカーなので、必然一番最初になくなりがち。竿がなくともこいつで1ターンしのげるようになる他、ロストシティへのささやかな反抗でもある。

②ミラー:テラスパークエレキはミラーにおいてはボスがない限りサイドが取れない弱みもある。スピード雷を色付きエネとして扱えるアタッカーでサイドを取れるならミラーで先にサイドを取りやすいし、こいつはテラスパークと異なりHPが130あるので相手のターゲットボルトでも死なない。しかも相手がテラスパエレキしか採用していなければ、延々エレキを狙って枯らすことも目指せる。

③ボスの指令の不採用:レジデッキにおけるボスの指令の用途は⑴ノコッチマナフィ等の厄介なシステムを狩ること⑵最後の一枚のサイドを小物狩りで拾うこと の二つだが、⑴は都合のいいタイミングで「ドロソを使うことなく」ボスを素引きする必要があり、それができるならドロソ込みで回収ネットを都合よく引くことに賭けても同じだと考えた。⑵に関しては現環境のデッキはほとんどがアタッカーを容易に切り替えられるので、最終ターンまでボスを山に残す必要がある。そんなことするくらいならタゲボの方が圧倒的に向いていると思う。まあすべてマナフィがいない環境故ではある。

④シブリンガル先生のイラストがかわいい。

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かわいい。

レジドラゴ:使用頻度2位。ドロー特性と160打点が沁み渡る。何を差し置いてもとりあえず置いておくべきカード。竜の秘宝は名称ターン1なので注意。ギフトエネをドラゴにつけておくとクロスイツツジが来ても安心という話があったが、現環境ではとりあえずエネが残っている奴につけておくのが無難だなと思った。

グッズ

ヒスボ1枚は構築上唯一攻めた部分だが、レジが運だけデッキなのは即死ギミックが複数あることが最大の原因であり、2ターンくらいはギリギリ引き待ちできるのでいいかな、と。削るならハイパーボールかエネくじだが、正直これ以上削ると殴るターンを遅らせることになってしまうと思う。エネくじは弱いがこのデッキはオーロラに触らないと始まらない。

サポート

例によって偉大な先輩に「ドロソは10」と言われたし実際そのとおりだと思ったのでそうした。ボスの代わりにタゲボを入れたとはいえタゲボとセレナは全く用途が別なので切りすぎ注意。

スタジアム

神殿、崩れた、ロストシティ全部きついのでレジのスタジアムは絶対に4以上。なんなら4で本当にギリギリ。もともと雪3スイーパー1だったがミュウの増加とパルキアの減少を見てこの枚数とした。先1雪道2回成功、後1雪マリィ1回成功。

エネルギー

スピード3キャプチャー3は譲れない。スピードは安定性と殴り出しの早さに直結するし、キャプチャーは3ないとハイパーボールで切ってはいけないところを切る羽目になる。マリィを打たれるターンは前がエレキがちでドラゴが高確率で残り、ツツジを打たれるころには引いていることが多いので、ギフトは1でも意外と戦える。

意識すべきこと

とにかく希望を抱かず卑屈に憶病にやりましょう。初動6体揃えるまでは全力で走って、以降はハンドには絶対にボール(山にレジがなければ竿)もしくはドロソを抱えておくこと。逆に次のターンの動きが手札にあるなら変に掘りにいかない方が無難です。

ただ抱えているときにマリィを食らうときついので、このへんのバランス感覚が問われるデッキだと感じました。でもオーロラは落とせるときに落とした方がいい。竿は思っているよりも雑に使えるし、ベルトもテラスパの乗せ先でなんとかケアは利く寄り。

むしろ雑に使ったときやばいのは雪道ですね。ロストシティ、崩れたスタジアムでビタ止まりするとサイドレース関係なく即負けです。ミュウルギア対面はこれらに最大限警戒したほうがいいんですが、先1後1で雪道を貼ると相手から数ターンもらえることも多いので、自分は1ターン目なら惜しまず貼ることにしています。そのための4投やし。

ポケストや靴を採用せず安定に振ったこのタイプのレジは、どの対面でも相手の要求値を上げていくことが必要になると自分は考えています。初手の雪道、マリィは一番相手の要求値を効率よく上げられてグッド。

 

当日のマッチ

1戦目 フュージョンミュウ 先

2戦目 エレキガノンメロン軸 先

3戦目 ルギアライコウライコウ 後

4戦目 雪ルギアケッキング 先

トナメ1 ミラー 後

準決勝 オーロラツインルギア 後

決勝 オーロラルギア 後

おわりに

EPCでタコ負けしたり、個人的に思うところがあったりして、一度はもう二度と触るまいと思ったレジでしたが、結果和解できて本当に良かったです。キャラデザ大嫌いだったけどカードの性能で見直したセキタンザンとは真逆ですな。

大先輩の示唆がなければ触ることはなかったでしょうし、懇切丁寧なプレイ解説がなければこうも勝てることはそもそもありえなかったでしょう。本当にありがとうございました。

そして当日は「とことん憶病にやろう!」という自己暗示が強すぎて進捗のツイートもしないし対戦中のプレイはキモいし二言目には「すみません」言うし本当に申し訳ありませんでした。全方面に謝罪いたします。

実力で一切の反省点なく優勝できる日は遠いなあ…