どうも。tentenです。ご無沙汰してます。
なぜご無沙汰してるかというと結果がないからですね…
実は先日シティだったんですが、練習時間もそれほど取れず、モチベも分散した状態だったので、雑にミュウを握ってベスト8止まりでした。
ここのところ予選すら抜けられない状況が続いていたのでそれに比べればマシではあるんですが、記事を書くような構築でもなく、何よりJCS優先権を逃してしまったので気が抜けてしまった、というのが現状です。予選全勝したときは俺の日だと思ったんだけどなあ。
しかしいつまでもtwitterに一年前のCL愛知を置いておくわけにもいかないので、無理にでもなんか書こうと思い、ここ一年で一番モチベ高く考察していたジバコイルVSTARの記事を上げようと思います。
ちょうどコイルの日ですし、日ごろから鋼を推している身としてもかなり満足いくリスト（強いとは言ってない）に仕上がったので、よければご覧くださいな。
ジバコイルVSTARというカード
ここで改めてジバコイルVSTARを見てみてください。
かっこよすぎて言葉が出ませんね。
望月重工さん、本当にありがとうございます。
鋼タイプ特有の鈍く光るような重厚感というよりは、磨き抜かれたボディの反射や、2色に発光する電磁ユニット、VSTARの白枠も相まって、雷タイプのシャープで軽やかな感じが表現されているように思います。
進化前、進化後ともにVSTARにしては低い部類の耐久や、風船で逃げられる逃げコス2といった点からも、そのようなデザインが感じられなくもないです。こういったカードデザインに一致したカードイラストを見ると嬉しくなりますよね。僕もゲンガーはCHRじゃなくてR派です。
さて、性能の話にまいります。基本的な性能としてはまず、現状唯一無二の雷VSTARであり、パルキアVSTARを一撃で倒すことができる、という強みがあります。
そして何より、このカードをこのカードたらしめている所以が通常技の「マグネグリップ」でしょう。SM時代の「マグネットボルト」を思わせる、殴りつつグッズサーチを行える中エネ中打点技です。
ジバコイルVSTARの構築はこのワザをいかに強く使うかにかかっていると言えます。どっかのカエルのせいでエレクトロスターの刺さりがすこぶる悪いので。
盤面形成系の技であり、かつやや重め、打点はツーパンラインということで性能としてはかなり分かりやすいですね。要するにジバコを活かすにあたっては「何回このワザを打てるか」つまり「各ジバコイルを何回動かすことができるか」がカギになってくる、と理解しました。
したがってジバコイル本体の考察もそこそこに、このワザの考察に移りたいと思います。
マグネグリップというワザ ～加速どうする？～
このワザを使うにあたっての最大のネックがエネ加速の方法です。
選択肢としては①特性で加速する ②技を打って育てる ③手貼り（+キバナ）で育てるの三通りがあると思います。
①に関してですが、最も効率がいいのはモココを用いることでしょう。一度盤面が完成すれば立て直しも容易であり、また苦手な対面をケアするためのサブアタを別途採用することもできます。
しかしながら「立て直しが容易」で「サブアタ複数採用可能」なこの方法の場合、デッキスロットを消費してしまい、要求札が多い中耐久進化ポケモンのジバコイルより、ゼラオラ,サンダー,ライチュウV,クワガノンV,といったような低耐久で尖った性能をしているたねポケモン群を少数ずつ採用したバレット形式にしていく方がよく、最終的に「これジバコいる？（激うまギャグ）」となってしまいます。
またこの方法だとモココラインやサブアタッカー、序盤の展開札等にパーツを割く都合上、マグネグリップで持ってくるグッズにそこまで枠を割くことができません。
最大の問題は、モココラインを複数並べる都合上パルキア対面で相手が高打点を狙えてしまうことです。ベルト、クイックシューターまで考えるとお互いにワンパン合戦をする羽目になり、そうなると五分、もしくはこっちが不利です。こちとら雷使ってんのに
②技を打って育てる場合、ごきげんチャージもまあアリではあるんですが、今の環境でＶ進化デッキが自ら後攻を取ると、大体の場合サイド6-4からスタートする羽目になるのでオススメはしません。したがってみんな大好きアルセウスVSTARと組み合わせることになるでしょう。
しかし単構築の場合また壁が立ちはだかります。今度の壁はカプコケコVmaxです。加速技を打てる回数の限られる単構築においてはデカい方が強いのは言うまでもなく、かつあっちにはアルセ差し出した後ツツジと一緒に使ってくださいと言わんばかりのめちゃくちゃな捲り技がついています。VSTAR+VSTARだとサイド進行が2-2-2になってしまうのもよろしくなく、かつジバコの場合マナフィ環境ではVSTARパワーにゲームを変えるほどの力がないことから、「スターバースを打たずに済んだ際の上振れ」も低めです。
ではアルセ裏工作の形に2-2くらいで差してみる、というのはどうでしょうか。こちらの場合はかなり強そうに見えます。もともとなみのりピカチュウを使うほどパルキアがきついアルセウス裏工作ですし、さらにはマグネグリップ+裏工作からサポーターやスタジアムもサーチすることができます。しかもダブルターボも共有できる。エイチ湖を採用して耐久を底上げするのもアリかもしれません。
しかしながら結果としては上手くいきませんでした。なみのりピカチュウに比べて単体性能が低めなのでベンチを展開せざるを得ず、モココ型と似たような問題点が目立ちました。マグネグリップ+裏工作についても、ジバコに枠を割いているぶん採用可能グッズが減っており、なにより「二度手間」という点が問題でした。そもそも「おこうレベボがいつ引いても嬉しいカードになる」のが裏工作の強みで、進化できる回数も限られる以上自分からサーチしにいくのは違うなあという感じがしました。
よって加速の方法は消去法的に手貼りキバナに決定しました。
マグネグリップというワザ ～何サーチする？～
でもう一つの問題がこれです。ジバコを組んだことのある人なら分かると思うんですがまーーーーーーじで今の環境持ってくるグッズがありません。それこそ裏工作経由でサポ持ってきた方が強いくらいに。
まあでもこれは正直分かってて、実は剣盾ってかなりグッズの性能抑え目らしいんですよね。SMならエレパとかエレパとか、あとはタッグコールとかグレートキャッチャーとか持ってきたいんですけど、なんか全部ないらしいです。
その代わりに剣盾はポケモンの性能が高い！って聞きました。持ってくるカードは決まりですね。
XYだろうがSMだろうが変わらないこれです。DP以前は変わるとか言いだす厄介オタクは知りません。ドリボフォンもアリっちゃアリなんですが、「サイドを取る」ことのハードルがそこそこ高いなと思ったのでこれになりました。
以上
・ワザ宣言回数をなるべく増やす→耐久コンセプト
・エネは手貼りで加速する
・サーチするグッズは飴おこう+α
という全体方針が決まったところで、形にしたのが以下になります。
デッキリスト
うだうだと長らくお待たせしました。こちらが今回のデッキ「チームはがねのたんがん」のリストです。
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基本的には1体目のジバコは捨て気味で盤面形成して、2体目で耐久することを目指します。雪道ツツジはジバコが二体食われた後からでも巻き返せるように採用。
一部の採用カードについて以下で解説します
・ギルガルド
全ポケモンの被ダメ-30とかいうそこそこすげーこと書いてあるポケモンです。最終的にこれとフルフェイスガードで-50したジバコでツツジ打ちながら耐久することを目指します。鋼単眼なので推し枠としても優秀。ジバコにないシンメトリー要素やキングシールド特有のハニカムエフェクトを補ってくれます。
・イベルタル
ミュウとかいうデッキがキチガイすぎて雪道で止まらないかつ後１で前のジバコをふっとばしてくるかつ鳥込みでターボ付きマグネグリップを2耐えしてくるのでやむなく採用。なんなら竿で使いまわしてエネ割り切る方が…
・フルフェイスガード
320と330の間の差はそこそこあるんですが、300と290の差がそこまで大きくないと思ったので採用。回復を全部つぎ込む2体目のジバコイルに関しては、HP総量よりも硬さの方が大事だと考えました。
・ポケギア3.0
採用サポートがバラけているのと、マグネグリップから次の動きにつながるカードをサーチしたかったので採用。邪魔にはならないけど減らしてもいいかも。
・すごいきずぐすり
現環境で数少ないサーチして強いグッズ。ツツジ打ちながら二体目のジバコにターボ+これを使って耐久することを目指します。
先述のようにミュウ対面はイベルタルを動かしてジバコ2体を動かせるように頑張ります。ベンチを絞って耐久ができる雷なのでさすがにパルキアには強いですが、スターミーには十分注意。アルセ裏工作はかなり厳しいですが、きずぐすりでノヴァを2耐えして頑張りましょうって感じです。
おわりに
はい というわけで耐久ジバコイルでした。それなりの構築をコイルの日に間に合わせられてよかったです。強いかと言われるとギリギリだけど、ガルドも組み込めたしスピード雷とポケギアでそこそこ安定するので、個人的には満足です。
癖の強いやつの多いダークファンタズマのカードの中でもワンチャンを感じるポケモンなので、みんなもジバコイルを考察・・・まではいかずとも、愛してやってくれると嬉しいです。同担歓迎。
いつか最強グッズか最強2進化が来てジバコが環境入りすることを信じて。まあでもいざそうなったら逆張り根性で使わないかもなあ…
