はがねのたんがん

ポケモンについてだったり、そうじゃなかったり Twitter:@tenten97996176

マグマにまつわるエトセトラ

どうも。tentenです。課題だなんだでブログをご無沙汰している間に世間も環境もすっかり様変わりしてしまいました。我鎧環境不知道。

そんなわけで今回は久々に、本当に久々に紙のお話でございます。

ボスが高すぎて本物デッキは一つしか持てていない貧乏人のわたくしですが、最近お気に入りのデッキが一つございます。

それがこちら

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いわゆるセキタンカルゴですね。モノアイが性癖なのでもともとセキタンザンというポケモンに対しては「タンドンから生まれたくせにパチモンゴローニャじゃねえか」という思いを抱き続けてまいりましたが、人間現金なもので、ひとたび環境をメタった合法インチキシステムデッキが生まれたと聞くや、早々にマルヤクデを放って乗り換えてしまいました。tier2だいすき。省エネもだいすき。ポケモンミンナトモダチ。

で、こちらが今主に使ってるセキタンになります。(めちゃめちゃな頻度で差し替えてるので今この瞬間のやつです)

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配置のキモさとか、入れ替え、ドロソの薄さとか、ボール周りの優柔不断さとか、ツッコむところは多々あるやもしれませんが、今回の本題は右上のコイツです。

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これいる?

 枕が大変長くなり申し訳ございませんでした。ということで今回の議題は「セキタンカルゴデッキにおけるサブアタってなんじゃろな」でございます。ろくに対戦できていないぼっち&エアプTAGteamGXの身ではございますが、何卒お付き合いいただけると幸いです。そしてどうか…答えをください…お願いします…

 

 

 メタ対象について

さて、エンテイの何にキレているのか、そしてそう言いつつ何故採用しているのかについて話す前に、まず「セキタンカルゴというデッキが求める、そして採用できるサブアタとは何か」について話しとうございます。

まず求められる要素について。これはそもそもサブアタを採用する理由を考えれば容易に分かることとは思いますが、当然「メインアタッカーが苦手な相手への対応」ですね。

セキタンザンVmaxは(特にマグカルゴと組んだものは)「1エネで中打点を撃ちつつ、2撃目以降4エネでの高打点を狙える高耐久の闘アタッカー」だと思います。現環境には弱点タイプの草ポケモンがほとんどいないため耐久しやすく、一方で闘弱点のポケモンは多いため不足しがちな打点でも致命傷を与えやすいです。非GXVやデデバットは1エネで倒せ、下技が打てればVもワンパン、Vmax相手でも上技→下技とつなげれば大体は倒せるそこそこの打点。そしてムキパ込みでHP380+αという馬鹿耐久で大体一発は耐えるため、対応範囲は比較的広いほうだと思います。①構築上置物が多いことによるベンチスペースの狭さ、②ストーン闘のマイナスを考えるとセキタン自身を殴ってほしい点を鑑みても、殴り合うためのサブアタは現環境ではほぼ不要と言えるでしょう。ではそれでもなおサブアタを採用する理由とは何か?

 

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こいつらのせいですね。どうあがいてもセキタンカルゴでは厳しい。進化前の上技でひたすら火傷させるか、「はりたおす」か「かえん」か「ダイヤレイン」です。

まあ他のデッキが恵まれてるのは実際そうで、溶接工とかメタルソーサーみたいに噴火弾でサブアタに加速することはできないし、エネ割りやバラマキのような追加効果はなく、ジュナからは逆に弱点を突かれチルタリスは抵抗持ち。デスカウントもオルジェネもバーストもございません。したがってサブアタの要求値は高く、100%メタろうと思うとたぶん無理です。ま要はどこまで切るかって結論になってはしまうんですけど。

かといって全部を切ってしまうのは正直もったいないんですよね。貧乏性なので。クラッシュチャージで2エネまでなら1ターン起動できるし、バフなら道場ディアンシーがある。ついでにマッグバンや相手のカマド利用も考えると炎エネも結構入ってくると思います。何より地ならし猿知恵があるんだからピン刺ししたい!!!そんなわけでいろいろ考えてみようと思ったわけです。

具体的比較

また前置きが長くなってしまった…ようやっと具体的な話に移ります。前述のように弱点/抵抗込みでジュナチルのワンパンが狙え、かつワンパンでやられない、闘もしくは炎エネで動く非エクを求めました。

ナゲキ

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闘の非エクと言ったらこいつですね。ディアンシー込みでちょうど140。条件もナゲキを相手に見せなければそして警戒されなければ比較的容易に達成できます。闘アタッカーとして嬉しいのは草弱点ではないということですね。HPもスプリットアロー90+20や、パワフル二枚スピード飛行を耐えることができ、ストーン闘が対応するのでガルーラの巻き返す+αも双方のエネ枚数次第で耐えることができます。正直こいつを超えるのはそこそこ難しいと思われます。

 

マッギョ

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耐久、打点ともにジュナは完全に無理ですが、なんといってもチルタリスへの要求の低さが魅力です。闘一枚で確定ワンパンは実際ありがたい。しかし低耐久故そのあとのガルーラ等の攻撃を耐えることは不可能でしょう。実はこいつに期待しているのは正直もう一点の方でして、それがマンダVmax対面です。実質2エネ240の抵抗持ちの相手はセキタンでは厳しいため、道場弱点で200点出せる非エクを挟んだら何とかなるのでは?という期待。正直今のところ「結論マンダ」というものが自分の中にないので分からないところがあります。絶賛募集中です。

 

ジジーロン

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発見したときは「めっちゃええやんけ!」と思ったんですが今見ると全然そうでもないです。逃げ1偉いね。おわり。

 

逃げ4族

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ムキパをどうにか生かしたかったけどどいつもこいつもエネが重い。

HP250+αのツンデでやまおとししてマッグバンでLOするやつは考えたけど専用構築を組むべきだと思う。

 

エンテイ

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主題なんですが話すことが多すぎて最後に持ってきてしまいました。個人的に評価が上がったり下がったりで安定してません。(それでも今確定枠ですが…)

まず体力は130。ストーン闘が貼れないため素の巻き返すを耐えられることをありがたく思うべきか。そして特徴である上技について。条件付きですがチルもジュナも2エネでワンパンできます。しかしこの「条件付き」というのが厄介で、エンテイが見えた時点で相手がエンテイ以外を倒してくれるわけもないので、結局2エネで殴れるのは最初だけ、ということになります。地味に下技があるのは偉いけど、あと10あればチルを道場なしで倒せたのに…ついでに言うと、下技を狙おうと思うと炎が二枚必要なのも、枠と引きの関係でそこそこ厳しいです。

ここだけ見ると、他の方がマシなように見えてくるのですが、こいつにはマッギョ同様に、というかマッギョより重要な仕事があります。それがザマゼンタVの処理です。

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選択枠のカードではありますが環境的にはいつ出くわしてもおかしくないカードだと言えるでしょう。おまけにセキタンはVが本当に弱い(というか性能が噴火弾ありき)ため、Vでどうにか処理するのが比較的難しく、ストーン闘を多用するためアサルトタックルの追加効果も厄介です。そんな厄介者を(ツルスク前提とはいえ)2エネで相手できるのは唯一無二であり、採用価値があると考えています。いました。


エンテイへの文句

「明確な採用理由があって、チルジュナもおまけに見られるなら十分では?」と思うかもしれません。しかしどうも引っかかる点が一つあります。

「ザマゼンタVをシームレスに採用できる環境デッキ」といえば何でしょうか。そう、

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三神ザシアンですね。押しも押されもせぬtier1。その絶対数も多いでしょう。

ザシアンも同様に弱点を突いてのワンパンが狙え、一見相性がいいように感じます。

しかし、具体的なサイドプランを考えるとどうでしょう。こちらは三神とザシアン/ザマゼンタに加えもう一体倒さなければならないのに対し、相手はセキタンを突破した後は何を倒しても勝ちなのです。ここがエンテイ採用の嫌なところです。前述のように「セキタン以外を殴られてサイドを取られる」ことが非常に痛い。そしてエンテイは上技の特性上、「何か一体持っていかれないと起動しない」。当然三神を相手にセキタンの前に何か変なポケモンを食わせてしまうと、相手はいよいよセキタンを完全に無視して2-2-2のサイドプランを取りかねません。かといってセキタンが倒されてからのエンテイは、相手からすればボーナスです。したがって、三神ザシアンを相手にしたときにエンテイが役に立つのは、それで勝負が決まる盤面、すなわち「セキタン一体で三神+もう一体倒したうえで相手の前がザシアン/ザマゼンタであり、かつこちらのセキタンがやられた直後の1ターン」のみなのです。

メタカードと言うには使いどころが厳しくないすか…

したがってエンテイに感じている違和感とは、「ジュナチルメタとしてはナゲキ以下、ザマゼンタメタとして機能する場面も限られる」点でございます。帯に短し襷に長し…

しかしもちろん「ジュナチルザマのすべてを(一応)見ることができる」「カルゴGXで溶岩流するよりマシ」あるいは「2エネ起動でサイドをずらせる」「ザシアン単のザマゼンタは見られる」「不得意な草や鋼との偶発的対面で使える」といったような強みもあり、何より他にまともなやつがいないので採用しているのが現状です。

まぁそもそも釣り竿もないのにジュナチルを一体で相手にしようってのがおこがましい話ではある

 

おわりに

そんなわけで、過剰にパワーを落とすよりは割り切ることも大切やろなぁと思いました。今はジュナチルとかあんまり関係なく(ここまでの意味は?)「ツルスクのサーチも利くし鋼に強そうだから入れたろか」くらいの感覚で入れてます。居るかわからないジュナチルより確実にいる鋼をメタるべきという思想はあるけど折角カード検索と睨めっこしたし比較するやつやりたかったんです。

最近はどうもセキタンカルゴというデッキに対し、「弱点システムのおかげで環境デッキ扱いを受けているけど根本的にパワーが不足している/構築が間違っているのでは?」という思いを振り払いながら生きてます。合法ピン刺しも省エネもスタンプ耐性も心から愛してるけど、あくまでこいつは「メタる側だから強いデッキ」であって「メタられても強いデッキ」と言えるかは怪しいんじゃないかとひしひしと感じてます。tier2だいすき。だからマジで過剰に流行らないでほしいし俺以外の全人類ピゼムンナクワガタだけ握っててほしい。

募:バチボコに強いピン刺しメタカード群またはドチャクソ相性がいいウーラオス