どうも。tentenです。
巷ではコロナウイルスなるものが流行っていると聞いています。僕の棲まう東路の道の果てでも全てのマスクは売り切れ、扇動を受けた大衆がティッシュを買い占め、世界は核の炎に包まれました。
その影響で大学はサークル活動の全面禁止を宣言。茨城ですらこれなので当然東京のオフ会に遊びに行くわけにもいかず(ポ1オフ、期待してます)、この週末の予定は全て潰れ、オフのために作ったパーティは全員日の目を見ることなくボックスの肥やしとなり、僕自身もひたすら週末を寝て過ごす予定でした。
しかしなんと偶然この週末、世界への切符がかかったネット大会があるというではありませんか!これは参加するしかねぇ!ということでオフ使用予定だったパーティをそのまま流用してINCに飛び入り参戦することにしました。やったぜ。
使用構築
1700台をうろうろしたこともあったけど最終的にはこんなもんでした。コメントしづらいですね。すいません。
構築経緯
とりあえず何もわからなかったので強いレンタルパを適当に回して、その中で一番手に馴染んだ並びだった
エルフジュラ+鉢巻ヒヒダルマ+スカーフウオノラゴンからスタート。
ひたすら上から殴る構築なのでトリルへのなんらかの回答が必須。トリル返しやトリル封印、こうこうのしっぽトリックなどのギミックがあったが、自分のようなズブズブの素人では回すのが難しかった趣味に合わなかったため、地震弱保でこの指を無視して強引にトリル始動役を破壊する戦法を取ることに。地震役は最速ギャラやスカダルマ、スカバンギなどの選択肢があったが、戦法が知れ渡ったこともあって地震発動要員を猫だましで止められるだろうと考え、精神力orゴーストタイプorりんぷん持ちで準速ジュラよりも速い地震要員を探し、この条件に合ったポケモンの中で唯一レパルブリムオンのダイウォール+まねっこに神速を挟むことができるルカリオを採用。ルカリオ方向へのダイアースでDを上げられることを懸念し、ルカリオには風船を持たせた。
さらにエルフジュラ軸を回していて「追い風を使わないとS上位が取れないポケモン(アイアント、リザ等)+エルフorヤミラミ」が辛いと感じたため、そのへんに対し殴りながらS上位が取れるダイジェット使いであり、かつタイプ的にも有利であるエースバーンを6枠目に採用して原案が完成。
このパーティを回すうちに気づいたのが
・トリトドンがいよいよもって本当にしんどい
・ダルマとエースバーンの役割がやや被る
この改善のため、ヒヒダルマをフリーズドライが使えるバイバニラに変更し、さらにトドンを等倍技でゴリ押せるようウオノラゴンの持ち物を鉢巻に変更。バイバニラの持ち物は迷ったものの、上からこご風、吹雪を打つムーブが強いと感じたためスカーフに決定。
しかし結果エースバーンにはダルマに代わるだけのゴリラパワーは無く、パーティパワーが下がり、結局リザアントが重くなる始末。これを周囲に相談したところ、
・ダルマを復帰させてエースバーンを草の誓いシルヴァディにする
・エースバーンをリザアントに強いミトムにする
などの意見が得られた。感謝。シルヴァディの入手が面倒くさいシルヴァディではリザに上からダイジェットが打てないと感じたため、エースバーン→ミトムにして一部の技を調整してパーティが完成。
個別解説(というか感想)
エルフーン@タスキ(NN:めれんげ)
(Lv1で止めてたけどこの後ロトムともどもLv4になった)
臆病CSぶっぱ残りH
ムンフォ/追い風/嘘泣き/守る
追い風要員。
嘘泣きはこの指で吸われず物理ATも強化できる手助けと迷って、最終的にジュラと合わせた時のパワーを考えて採用した技だが、原案から比較してパーティ中の特殊ATが増えたので、ジュラ以外が隣でも効果的に使える盤面が多く、強く使えたように思う。正解。
守るは相手の初手猫ダイジェットを警戒して搭載したが、自分のようなガバ野郎でも追い風のターン管理がし易くなるのは副産物としてありがたかった。しかし一方ではアタッカーになりにくいエルフーンが場に残り続けるディスアドを生むともいえる。わからず。
残り1枠は何か攻撃技にしたく、「ワンウェポンのエルフはムンフォ」という先人に倣い思考停止でムンフォを採用。エナボを採用して少しでもトドンに強くするという手もなくはなかったが、勇気がなかった。少しでもヤミラミを削りたいという思いもある。どうせロゼルかタスキだけど。
ジュラルドン@弱点保険(NN:ノーチラス)
(他所のピカ様とケンカするうちのこ)
控えめH92 B4 C156 D4 S252
流星群/ラスカ/悪の波動/守る
レンタルパで使いやすかった調整をそのまま流用。調整先はHBラインがダイマ時陽気ドリュの珠ダイアース耐えで、Sが準速、残りC。
エルフと並べて初手ダイマが基本。
ダイスチル、ダイドラグーンともに追加効果で物理耐久が上がるため、ダイマックスすると思ったより多くの攻撃を耐える。信頼可能。しかしD方面はふつうに柔らかいのと、上から殴られると素の耐久なので過信は禁物。
技構成に関しては一致技二つとトリル始動役破壊のための悪波までが確定。ダイマ前提ではあったが、弱保発動後生き延びて数回技を打つパターンもまぁまぁあると感じたため、徹底抗戦ではなくラスカを採用。4枠目は原案では催眠対策を兼ねた10万ボルトだったのだが、催眠はプレイング次第で回避できると聞き、じゃあとばかりに守るを採用した。しかし実際には初心者すぎて守るは有効に扱えず、加えてダイスチルが有効ではなくドラグーン、アークでCが上昇するミロカロスがあまりにも多かったため、ダイサンダーは必要だったと思う。(ダイマをロトムに切ればいいという話です気づくのが遅すぎたけれども)
ウオノラゴン@鉢巻(NN:カブトト)
意地ASぶっぱ残りH
エラがみ/噛み砕く/ドラゴンダイブ/氷の牙
あまり解説することのないウオノラゴン。エラがみでダイマバンギやドサイを完全破壊できるのが本当に強い。トドンが採用されてるパーティにウオノラゴンは刺さりがちなので、鉢巻噛み砕くで強引にトドンを落とすか、落とせなくても隣の地面に氷の牙が打てればと思ったが、トドンダイマックスに回答が無く負けることが多かった。悲しみ。ドラゴンダイブはミラー用だが命中不安なので打ちたくない。打たなかった。
バイバニラ@スカーフ(NN:ダブルソフト)
臆病CSぶっぱ残りH
吹雪/こご風/フリーズドライ/ラスカ
今回のMVP。ダルマに火力や範囲では劣るものの、パーティの穴を埋めるという意味でフル稼働してくれた。
スカーフ吹雪は当然強いので採用。フリドラは採用理由。スカーフで打って強い技としてこご風を採用し、4枠目には最速だからという理由でミラー意識のラスカを入れたが一度も打たなかった。絶対零度の方が良かったと思う。
吹雪の氷によるワンチャン確保もさることながら(本戦中ダイマインテレオンを二回ピキらせて1勝もぎとった)、地味にドリュに弱いパーティを天候を奪うことで守ってくれたり、タスキ潰し、こご風によるエルフ不在時のS操作、指に左右されない高火力全体技等、八面六臂の大活躍をしてくれた。二面だけど。トドンメタとして採用したフリドラも、追い風下ですいすいを抜いてペリルンパを飛ばしたり、ミロカロスやミトムに対する貴重な打点になるなど、強く働く場面が多かった。唯一気になるエルフのタスキとゆきふらしとのアンチシナジーも、基本的にエルフはバニラと同時に選出する際は初手に出され、後発のバニラが登場する際には倒れていることが多かったため、言うほど気にもならなかった。
ルカリオ@風船(NN:こばると)
陽気ASぶっぱ残りH
インファ/地震/神速/守る
トリパ絶対破壊ポケモン。それ以上でもそれ以下でもない。「格闘技欲しいな〜」とか言って雑に選出すると負けるので、本当にトリパにしか出さなかった。
初手地震+ダイアークorダイスチルだけで猫であろうと指であろうと無視して全てのトリラー(ナモタクン除く)を破壊できる…と思ってたら本戦中一度はリリバミミッキュに、もう一度は捨て台詞→サマヨール降臨に屈した。やはりトリパ完全破壊は無理があるのか…
カビゴンや岩鋼相手に打点になるインファもまぁまぁ便利ではあったのだが、エスパーやゴーストのトリル始動役を破壊できなかった時に打点が巻き込み地震か神速しかないのはかなり使いづらく感じた。加えて飛行に対する打点もないので厳しい。
結局レパルブリムオンには当たらなかったので、神速が本来の意味で役立つことはなかった。残念。しかしまぁトリル展開されてしまった時でもミリ耐えを処理できるというのはまぁまぁ偉いと言えなくもない。
ちなみに猫を諦めた場合緊張感オノノクスやバンギを始動役にし、ナモタクンやリリバミミッキュを見るという手があるらしい。結局あまり猫は見なかったように感じたがルカリオを避けたとも考えられるので不明。
ウォッシュロトム@珠(NN:スクスロ)
(これは身内のフリドラを恐れる水タイプの図)
控えめH188 C252 S68
10万/ドロポン/悪の波動/守る
縁の下のエース。ジュラにダイマを切らないときはこいつがダイマする。(そりゃそう)
ダイマをせずとも珠持ちなのでそれなりに火力があるのと、耐性が優秀で(特に対ドリュ)うちのパーティでやりにくい後出しができる点、かなり刺さりやすい技範囲が非常に使いやすかった。というか基本的にポケモンの使い方が雑なので、2体目のウオノラゴン、2体目のバイバニラとして選出することが多かった印象。逆に言うとウオノラゴンとバイバニラが両方使いたいときにはちょっと出しにくい。
技構成はまぁ一般的だろうし説明不要かと。守るはサイチェンや悪巧みと選択かもしれないが、パーティ全体の耐久力が低めで補完に優れた並びができるわけでもないためサイチェンは外れ、悪巧みをするならおそらくオボン型だがそもそも積んでる暇がないので珠になり、守るに決定した。
一般的∧無難な型で説明することは特にないため自慢を。
INC45戦通してこいつは一度もドロポンを外しませんでした。
もう一度言います。
一度もドロポンを外しませんでした。
ちなみにこの子は例の助言を得てから30分ほどで生まれてきてくれました。
5VA0個体です。
神の子なのでは?
あとがき
まあそんなかんじでした。初めてにしては頑張ったほうだと思います。許してください。
もともとポケモンはエンジョイ勢だったので、こういう上を目指してみるというのは形だけでも貴重な経験でした。これで実機勢向けのあれこれにも胸を張って出れるな!
とはいえ今回の結果だけでは不満なのも事実。トリパから逃げずにまともで完成度の高いパーティを乞食して組んで次(4月)を目指してみます。
このパーティの基となるエルフジュラダルマノラゴンの作者様、手取り足取り教えてくれたダの民、常に仕事したエルフ、パーティの軸だったジュラ、雪崩で一度もひるまなかったウオノラゴン、すべてが偉かったバニラ、トリパを破壊し続けたルカリオ、ドロポン外さなかったミトム、パーティメンバー全員に感謝を。
やっぱ運勝ちって最高や!